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干支ってなぁに?子どもに伝える由来や動物の意味

子育て

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年末年始になると「次の干支(えと)ってなんだっけ?」と一度は話題になるのではないでしょうか。

そもそも干支ってどんなものかご存じですか?

私も干支についてちゃんと知らなかったので、保育士をしていたころに子どもたちへ伝えるため改めて調べました。

もし今、子どもに「干支ってなぁに?」と聞かれたら答えられますか?

なんとなく意味や由来は知っていても、子どもに伝えるためには分かりやすくする必要がありますよね。

子どもからの「干支ってなぁに?」に答えられるように、今回は「干支(えと)」とは何か、由来やそれぞれの動物の意味をご紹介します!

干支(えと)ってなぁに?

干支(えと)とは、「十十二(じゅっかんじゅうにし)」の略で、もともとは中国で十干は日付け十二支は年を表し、暦や時間のために使われていました。

十干(日付け)は十種類の文字、十二支(年)は十二種類の動物をあてはめます。

十干と十二支それぞれの一番から順番に組み合わせていったものがその年の干支となり、

最初の組み合わせに戻るのには60年かかります。

豆知識 人が生まれてから60年経つと、十干と十二支を組み合わせた60種類の干支が一巡します。このことから「生まれたときと同じ暦に還る(赤ちゃんに還る)」という意味で60歳のお誕生日を「還暦」と呼ぶようになりました。

子どもに伝えよう「十二支」の由来と意味

十二支の由来

「干支」にはなぜ動物が使われているのか、なぜ12種類なのか、これには諸説あるようですが正式な由来はわかっていないそうです。

しかし干支には古くから伝わる民話として十二支の順番が決まる有名なお話があります。

子どもへ干支について説明するときに、ぜひお話してあげましょう。

大昔、年の暮れに神様が動物たちを呼び、「元日の朝、 新年の挨拶に来たものから順に十二番までをそれぞれ一年間動物の王様にする」とお触れをだし、動物たちが「我こそは」と元日になるのを待っていました。結果は【ねずみ・うし・とら・うさぎ・たつ・へび・うま・ひつじ・さる・とり・いぬ・いのしし】の順番で到着したので、この十二種類の動物たちが一年ごとに動物の王様になることになりました。

干支の話を楽しむポイント

このお話をする時に、「どの動物が一番になると思う?」などと子どもに問いかけてみましょう。

足が速そうな動物だったり、自分の好きな動物を答える子もいるかと思いますが、必ずと言っていいほど名前が挙がる「ねこ」は十二支の中にはいません。

それはなぜか?

神様が動物たちを集めた時にお昼寝をしていたねこは、お触れのことを聞いていませんでした。動物たちが「我こそは」と盛り上がっているときにどうしたのかと尋ねてみると、ねこの参加を恐れたネズミが1日遅い日付を教えたため、元日の競争には参加できなかったとされています。

おもしろい歴史が伝承されていますが、他の動物たちの話も語られています。

牛は「足が遅いから」と大晦日の夜から出発することにしました。

そのことに気が付いたねずみは、牛の背中に気づかれないように乗って一緒に出発をします。

夜が明けて、一番乗りで牛がゴールをしようとした矢先に、ねずみが牛の背中からピョンっと降りてそのまま一番乗りに。続いて牛が2位で到着しました。

その後のは足の速いトラが3位、軽やかに飛び跳ねながらウサギが4位で到着。

タツ、ヘビ、ウマ、ヒツジと続き、サルとイヌが喧嘩をしながら進んでいるところをトリが仲裁しながら、サル、トリ、イヌの順番で到着。

最後にイノシシがものすごい勢いで12位で到着しました。

この一説から、ねことねずみは敵対するようになり、イヌとサルのように相性が良くないことを「犬猿の仲」と言われるようになったとされています。

一見足が速そうなイノシシですが、ものすごい勢いで目的地に向かったところ登る山を間違えてしまったとのこと。山を間違えたことに気づいてから走り直しても12位で到着するなんて、とても足が速いですよね。

またイノシシは一目散にまっすぐ走ったため、ゴールを一度通り過ぎてしまったとも言われています。

このイノシシの姿も四文字熟語にもある「猪突猛進」そのものですね。

猪突猛進(ちょとつもうしん) 一つのことに向かって向こう見ずに猛烈な勢いでつき進むこと。

このような話も伝えてあげると、子どもでも楽しみながら干支を覚えることができますね。

十二支の覚え方

十二支はリズムで覚えるのが一般的なのです。

『ねー、うし、とら、うー、たつ、みー、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、いー』

子どももリズムにのせることで、すぐに覚えてしまいそうですよね!

十二支の意味と特徴

十二支の動物たちは、それぞれに意味があり縁起が良いとされています。

おわりに

いかがでしたか?

お正月の機会に親子で十二支の話題で楽しんだり、絵本を見せながら一緒に過ごすのも良いですね。

「わたしは何年?」「ママは何年?」と気になってくる年齢のお子さんも多いのではないでしょうか。

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干支のお話をしながら、ぜひ楽しいお正月をお過ごしくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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