お子さんを保育園へ通わせたいと考えているご家庭が、避けては通れない保活。
保活は競争が激しく、人気のある保育園は入園が難しいため、親が計画的に行う必要があります。
自治体では毎年申し込みの情報を公開してくれるものの、『あなたのお子さん、うちの保育園入りませんか?』というチラシが入るわけでもなく、予防接種のように子どもの月齢を把握してくれて案内が届くわけでもないので、『そういえば保育園っていつ決まるの?』なんてことも!
職場復帰が決まっているママは必見です!
保活についてのポイント、保育園の選び方を知ってゆとりをもって準備をしていきましょう!
保活とは?
保活とは、 子どもを保育園に入園させるために、保護者が行う準備や活動、手続き全般を指します。
近年では少子化が進んでいますが、共働き家庭や核家族が増え、保育士の数も不足してきていることから、保育園に入ることができず「待機児童」となってしまう地域もまだまだあるようです。
ではまず保活とは、何をすればよいのでしょうか。
保活って何からするの?
始めるのが早ければ早い方が良い保活。
後回しになりがちな保活も、やることを知って他の人との差をつけてしまいましょう!
情報収集
まずは保育園の種類や保育園の情報、指数や申込期間などを調べましょう。
指数とは
入園選考の際に、優先順位を決めるための点数です。保育の必要性を点数化した指数が高い家庭から優先的に入園が決定していきます。
保育園の情報、申し込み方法や申し込み期間などある程度の情報は自治体のホームページで公開されていますが、その時の待機児童の状況や自分の家庭の指数を正しく把握するためには、自治体の窓口で聞くことがオススメです。
申し込みが開始するころには、窓口が大変込み合いますのでゆとりをもって相談にいきましょう。
また、近所の先輩ママなどに聞いてみると、リアルな口コミや最新の情報など有益な情報が得られるかもしれません。
気になる保育園をピックアップ
保育園の情報を集めたら、気になる保育園をピックアップしましょう。
第一希望だけでなく、いくつか候補があるほうが申し込みの時に困らなくてオススメです!
▼大まかにはこの4つがポイントになってくるかと思います。
✓家からの距離
✓職場との距離
✓保育方針
✓保育園の雰囲気
職場復帰した時をイメージして、優先順位を決めておくと考えやすくなりますね!
気になる保育園を見学
気になる園がピックアップできたら、実際に見学に行ってみましょう。
保育園によっては、園見学の日程を設けていたり、園開放をしていたりとさまざまです。
園見学の情報は、自治体の窓口で聞いたり、保育園に直接問い合わせてみましょう。
保育園へ電話をするときは、9時半~11時頃、または13時半~15時がおすすめです!
前もって見学の約束をしておくと、いいところしか見せてもらえなのでは?とご心配の方も
いらっしゃるかもしれませんが、保育園は安全第一な場所です。ご家庭から大切なお子さんを
お預かりしている場所に、外部の人を“いつでもどうぞ”なんてしている園は、ほぼないです。
園によっては突然の訪問で見学を受け入れてくれる所もあるかもしれませんが、個人的にはおすすめできません。
申し込み
ほとんどの自治体では、毎年秋頃に保育園の申し込みが開始します。
お住いの自治体で申し込み時期の公表をされるので、前もってチェックしておきましょう。
自治体のHPなどに、必要書類の記載があったり、ダウンロードができるようになっていたりするので、記入漏れのないようにしましょう。
職場に記入をしてもらう就労証明書などもありますので、早めに準備に取り掛かることをオススメします!
保育園を選ぶポイントは?
大切なお子さんが毎日通う場所です。
気になったところはしっかりと確認しておきましょう。
保育園の情報
- 保育方針
- 施設・園庭の設備や衛生面
- 雰囲気
- 職員の子どもに対する関わり方
- 子どもの様子
- 保護者負担
毎日の持ち物
- 布団は持っていく?
- 使用済みオムツは持ち帰り?
- 毎日の荷物は多い?
園によって、家庭で用意するものはさまざまです。
毎日、毎週の事なのでしっかり確認しておくことがオススメです!
お迎え要請の基準
ワーママが特に気になるところではないでしょうか。
お熱などは、一般的には37.5度以上でお迎えにいくところが多い印象ですが、中にはお子さんの平熱から〇度あがったらという基準を設けているところもあるそうです。
他にも緊急時やアレルギーの対応などにも、どのような対応をしているのかを聞いておくことも良いですね。
番外編
保育園は通称で、法令上の正式名称は「保育所」です。大きく分けると「認可園」と「認可外園(無認可)」の2種類があり、特徴と入園申し込み方法が異なります。
認可園とは
地方自治体が運営している公立と、民間が運営している私立があります。施設の広さ、職員の配置人数、給食・配膳設備、衛生管理、安全基準など、国が定めた認可基準を満たし、都道府県知事に認可された施設を指します。基本的には住んでいる地域の自治体に入園申し込みを行います。
認定こども園とは
認定こども園は、教育と保育どちらも行う施設です。幼稚園と保育所両方の良さをあわせ持っています。認可保育園のひとつなので、認定こども園の申し込みも住んでいる地域の自治体に入園申し込みを行ないます。
認可外(無認可)園とは
認可外保育所は施設の広さなどの点において国の基準を満たしておらず、都道府県知事の認可を受けていない保育施設です。しかしどんな条件でも設置できるというわけではなく、開設にあたって施設は「認可外保育施設指導監督基準」を満たしておく必要があります。また東京都が独自に設置している「認証保育所」など、地方自治体独自の基準による保育施設も認可外保育所に含まれます。入園の申し込みは一般的には通年行っており、施設に直接申し込みを行います。
企業型保育園とは
企業型保育園とは「会社が作る保育園」とも呼ばれ、自社の従業員や地域の子どもたちを対象とした保育施設です。自治体では認可外の扱いになりますが、認可園同様の国が定めた基準を満たしています。従業員枠(従業員の子どもが利用する定員)と地域枠(従業員以外の子どもを利用する定員)があり、入園の申し込みは施設に直接申し込みを行うのが一般的です。
おわりに
妊娠中や出産後の状況での保活は、どこか不安だったり焦ってしまうこともあるかもしれません。
ママが一人で考え込まずに、家族と話し合いながら保育園を選ぶポイントを考えて、優先順位をつけてみてください。
わからないことは、どんどん聞きましょう。
一番大切なのは、お子さんを安心して預けられる施設を見つけることです!
事前に見学や体験などを行い、各ご家庭の用途に合わせて安心して通うことのできる施設を選んでくださいね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!