2023/12/21追記
朝保育園へ送っていった時、お子さんに泣かれてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。
お子さんに泣かれてしまうと、預けることを申し訳なく思ったり、ママやパパにしがみついてなかなか離れられなかったりして、困ってしまうこともあります。
この記事では
・登園時に泣く理由
・泣き方のタイプ
・泣いてしまう子への対処方法
についてご紹介します!
登園時に泣く理由
大前提に、登園時に子どもがパパとママと離れるときに泣くのは当たり前です。
想像してみてください。大人でも初めての場所に行って、よく知らない場所で1日を過ごさないといけないこと、ここで何をするのか、何で大好きな人と離れなければならないのかを理解できないままだと、不安になりますよね。
子どもだってもちろん同じです。大好きなパパやママと離れるのはとても不安でいっぱいです。
ママ(パパ)と離れることへの不安
保育園はほとんどの子どもが、初めてパパやママから離れて長い時間を過ごす場所となります。
いくら保育士さんがいるとしても子どもにとっては初めましての大人なので緊張や不安はあるものです。
私はよく『お仕事終わったら迎えに来るからね!』なんて言っていましたが、子どもにとっては『お仕事っていつ終わるの?』『お仕事ってなに?』『どうして一緒に行けないの?』なんて気持ちだったのかなと、今になって思います。
しかし親と離れる時の不安は子どもが新しい環境に慣れるための自然な感情です。
慣らし保育がある保育園であれば、その期間中に分離不安だけでも軽減できるといいですね。
新しい環境への不安
今までずっと大好きなパパやママ、兄弟姉妹と過ごしてきた環境を出て生活をする保育園生活
いきなり初めての場所、初めてのお友だち、初めての生活リズム、初めての集団生活で過ごすことでの戸惑いや恐怖心、不安、驚きがあります。
想像もしてなかった場所に、気持ちが追い付かずに泣けてしまう子も少なくありません。
しかし保育園での生活リズムやひとつひとつのお約束事に慣れていくことで、少しづつ対応できるようになっていきます。
新しい環境の中で自信をつけていくことで、いつの間にか泣かなくなった!なんてことは、実は多かったりするんです。
新しいコミュニケーション
子どもは言葉で感情を表現することが難しいため、泣くことで不安や不満を表現することがあります。
最初は初めましての人たちばかりで戸惑い泣いてしまう子もいますが、保育士さんや同じ歳ぐらいのお友だちと毎日過ごしていくうちに安心感へと変わっていくのです。
やがて保育士さんやお友だちと楽しく過ごす時間が増えていくうちに、保育園から帰ることを寂しがったり、また次の日にお友だちに会えることを楽しみにしたりして、子どもにとって保育園は楽しい場所となっていきます。
泣き方のタイプ
子どもの泣き方にはさまざまなタイプがあります。
- 入園・進級をしてからしばらく毎朝泣く
- 登園後しばらく泣いている
- 登園後親が見えなくなったら切り替えて泣き止む
- 登園時は泣いていなかったが、親が見えなくなったら泣く
- 入園・進級当初は泣かなかったが、しばらく日にちが経ってから泣く
- 保育園での活動中に泣く
- お迎えに来た親の顔を見て泣く
最初から思いっきり泣ける子、少し我慢する子、パパやママを思い出して泣く子、頑張って状況を理解しようとする子、子どもも精一杯自己表現をしながら園生活に慣れていくことで少しずつ自信をつけていきます。
泣いてしまう子への対処方法
安心感を与える
親の姿勢や表情が子どもに影響を与えるため、穏やかで前向きな態度が大切です。
親が不安そうな表情をしていたら、子どもも不安になってしまうもの。
『大丈夫!』『いってらっしゃい!』と元気いっぱい安心感と共に送り出してあげてください。
同じ言葉でも「大丈夫!」じゃなくて「大丈夫?」と疑問形で子どもに問いかけるのは、実は逆効果だったりします。不安でいっぱいの子どもに「〇〇ちゃん、大丈夫?ママ(パパ)もう行くね?」という言葉は子どもにとって余計に不安を煽ってしまいますよね。
大好きで信頼をしているママやパパからの前向きな「大丈夫!」で、一歩踏み出せる子も多いのではないでしょうか。
保育士との情報共有
保育士とのコミュニケーションを大切にし、園での様子を教えてもらったり、家庭でもできる声掛けなどを聞くのも良いでしょう。
『今日○○をがんばったの?すごいね!』と保育園であったことをたくさん褒めてあげてください。
また、『ママも○○くん(ちゃん)と離れてもがんばれたよ!』と一緒に頑張ってることなども伝えてあげると良いです。
子どもが1日頑張って帰ってきた後にたくさんスキンシップをとることで、親からの愛情をしっかりと受け止めまた新しいことを頑張ることができます。
スムーズな別れ
別れ際に子どもが泣いていると後ろ髪を引かれる想いはありますが、別れ際の時間が長いと逆効果なこともあります。
保育士さんたちを信頼して潔くお任せしましょう。
見えているうちは泣いていても、親の姿が見えなくなった後、気持ちを切り替える早さや方法に個人差はありますが、案外子どもの方が親と離れることに慣れるのが早いケースもよくあります。
帰りの楽しみをつくる
保育園での楽しかったことやお友だちとのエピソードをママやパパと共有することで、保育園で過ごす間のモチベーションが高まる子もいます。
園での出来事を上手にお話ができなかったりする子もいますので、『今日は何したの~?』とパパやママからきっかけをつくることで話しやすくしてあげるもの良いでしょう。
おわりに
いかがでしたか?
パパやママと離れるのは寂しいですが、保育園にも楽しいことがたくさん待っています。
保育園での楽しさを実感できるようになって、笑顔で登園できる日が来るといいですね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!